膵癌におけるBRCA変異

・膵癌におけるBRCA変異の割合は4~5%。これがある膵癌はプラチナ製剤への感受性が高い。また、プラチナレジメンを16週以上行ったあとの、BRCA変異を有する遠隔転移膵癌に対してオラパリブのプラセボと比較した試験(POLO試験)の結果から、無増悪生存期間を改善する(7.4か月vs3.8か月)効果が示された。

→2021GLでは、プラチナレジメンで一定期間病勢進行が抑えられたBRCA変異を有する膵癌に対してオラパリブによる維持療法を選択肢の一つとして提案する、と記載されている。

・BRCA変異は50%の確率で子供に受け継がれる。乳がん、卵巣がん、前立腺癌の高リスク。

・BRCA変異検査を行うタイミングは、GL上は一次化学療法前とされている。エキスパートへのアンケートでは化学療法開始前もしくは初診時に行うという回答が半数以上、残りは1次化学療法中に行うと。BRCA変異検査を積極的に行う対象患者さんは、若年や家族歴のある方、ということが多い。しかし実際にはそういったポピュレーションでない方が陽性になったりする。

・mFOLFIRINOXからオラパリブへ切り替えるタイミング…エキスパートの回答としては、副作用でmFFXが継続できなくなってしまったタイミングであったり、もしくは臨床試験での前提条件であった、mFFX開始して16週以上経った方。オラパリブはあくまで維持療法であるので、mFFXが効いていてあまり副作用で困っていなければ、mFFXを可能な限り継続してから、という意見も。

タイトルとURLをコピーしました