Wernicke脳症

①Wernicke脳症とは?

ドイツ人医師カール・ウェルニッケが報告。

ビタミンB1の欠乏によって意識障害、外眼筋麻痺、小脳失調が出現する。この3徴がそろうのは1/3程度。

アルコール依存症や、妊娠悪阻によるビタミンB1欠乏が典型的。

ビタミンB1の必要量は1日1mg程度。2週間程度の不十分な摂取で枯渇する。

②診断

血液検査:ビタミンB1の欠乏

頭部MRI:第三脳室周囲、中脳水道周囲、乳頭体、視床内側の左右対称の高信号域

③治療

治療の原則は早期のビタミンB1大量投与。確定した投与量・回数・経路・継続期間はない。経験的には超大量のビタミンB1投与(まずはチアミンとして1回500mg静注 1日3回 3日間)が推奨されている。 

アリナミンF注100mg5Aを100mlの生食に溶解し、1日3回緩徐に点滴。これを2~3日行ったのち、効果があれば、さらに1日量250mgを3~5日間、点滴もしくは筋注で投与する。引き続いて内服(アリナミンF錠5mg2T2X)を継続する。合計2週間程度。

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