EZR勉強4:NNT

例:脳梗塞のハイリスク患者に、新しい降圧薬とプラセボ薬でランダム化割付試験を行った。脳梗塞発生のリスク比は0.82(P<0.001)だった。プラセボに比べて18%の発生リスク減となる。このリスク比からNNT(何人にこの新薬を投与すると、1人を脳梗塞発生から救うことができるか?)を計算するには?なお、プラセボ群の脳梗塞発生割合は12.0%だった。

⇒プラセボ群の脳梗塞発生割合が12.0%で、それの0.82倍発生するということだから、新薬群の脳梗塞発生割合は12.0×0.82=9.84%である。実際新薬で恩恵を受けた人は12.0-9.84=2.16%ということ(リスク差)。100人のうち2.16人だけが恩恵を受けた⇒1人を救うには、100÷2.16=46.3人必要。つまり、この新薬のNNTは46.3。

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