自分の心に響いた部分を抜粋。
①研究ネタの挙げ方
エビデンスではこうなっているが、自分の臨床感覚としては、少し違うのではないかと思う部分をつく。
もっとこうしたら治療がうまくいくのではないかと思っていることを研究する。
など。
②FINERについて
特に実現可能性と、臨床的な行動変容に結び付くような内容か、ということが重要とのこと。自施設に来ないような疾患に関する研究は無理、それはそうだ。それから、これを研究することによって、臨床場面での選択が変わりうるような内容か、ということ。
③World trend, world niche, strength of Japanを意識。
これに関しては…自分の専門領域でぱっと思いつくのは日本での病院・検査へのアクセスの容易さを生かしたらどうか、ということかな。
④データ収集についての具体的な話
カルテ番号に、自分にしかわからないルールで決まった数字を加えて、変数名も「ランダムID」などとする、というのは、なるほど!
⑤英語や論文勉強に良いサイトの紹介
大日本住友製薬 英語で聴くNEJM
大鵬薬品 Ronbun.jp
⑥Introductionが重要
現存エビデンスの欠損部分を明らかにし、そしてそれを埋めることでどのようなメリットがあるのか、それを示す、と。その作業を、「エビデンスのパズルを埋める」と表現している。
具体的に、エクセルに参考文献を列挙して、パズルのどの領域にその研究が該当するのかを可視化するんだって。
⑦IF
Journal Citation Reportsで診療科ごとのランキングなど確認できる。
⑧全体を通しての、自分の感想
やはり、はじめの「研究ネタを見つける、そして研究デザインをしっかり作る」というのが一番重要なのだな、と再認識。研究ネタを見つけるには、この世界でどこまでがわかっているか、ということを正確にわかっていないといけない。まずは雑誌を読もう。そしてひらめいたアイデアがあったら検索してみよう。