NPPV 第2弾

完全に自分用のまとめ。いつもそうだが。

<NPPVで設定する項目>

・吸入酸素濃度…今回のケースではFiO2 50%から開始していた。

・モード、圧設定…今回のケースではCPAPで圧は8。

・換気回数

・吸気時間(I-time):

・ライズタイム(吸気開始から設定された圧に立ち上がるまでの時間)

・トリガー:吸気努力を感知する速度のこと。

・IPAP:吸気時に加える圧力

・EPAP:呼気時に加える圧力。つまりPEEPのこと。

・pressure surport圧:IPAPとEPAPの差。自発呼吸を感知したときにどれだけの呼吸補助を行うか、というもの。

・C-flex:呼気の違和感が強い患者さんへ、呼気開始時のCPAP圧を軽減させる機能

・Ranp:圧の違和感が強い患者さんへ、設定した時間低い圧力に切り替える機能

<NPPVのモード>

CPAPモード:常に一定の陽圧を気道にかける。pressure surportは必要ないけど、ある程度陽圧を維持しておきたい患者さんに使用。

Tモード:強制換気。設定呼吸回数、設定吸気時間(I-time)で強制的に換気する。自発呼吸が弱い患者さんに用いるが、そもそもNPPVは自発呼吸がある患者さんに用いるので、このモードは使用頻度低い。

S/Tモード:最も使用頻度高い。自発呼吸を感知して補助呼吸を行い、一定期間自発呼吸がないと強制換気。

PCVモード:自発呼吸がある場合はS/Tモードとほぼ同じだが、吸気時間は維持。自発呼吸がない場合はTモードと同じ。

<NPPV装着のポイント>

リーク量は20~60L/minが適正。多すぎても少なすぎてもだめ。臨床的には40L/min程度か。

呼気ポートが1か所以上開いていることを確認する。

<モニター画面>

Pt. Trigger:自発呼吸の割合

TI/T Tot:吸気時間の割合

<CPAPの推奨初期設定>

CPAP 4~5、ライズタイムオフ、C-Flex2、O2 21%

<S/Tモードの初期設定>

IPAP 8、Rate 10~15、I-Time 1.0~1.5、Rise 2、EPAP 4、O2 21%

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