甲状腺クリーゼ

未治療の甲状腺機能亢進症(バセドウ病、中毒性甲状腺腫、中毒性多結節性甲状腺腫)がある人で、何らかのストレス状態(感染や手術、外傷など)を契機に発症する。
意識障害+発熱(38度以上)+頻脈(比較的頻脈)+心不全症状+消化器症状。
意識障害はせん妄程度から昏睡(まれ)まである。
必須項目として甲状腺中毒症の存在(遊離T3および遊離T4の少なくともいずれかが高値)がある。

治療
①β遮断薬
②甲状腺ホルモンの合成抑制(抗甲状腺薬、グルココルチコイド、無機ヨード)
③支持療法

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