肝臓

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BCLC staging

①BCLCとは? Barcelona Clinic Liver Cancer。 2000年にスペインのバルセロナで開かれた欧州肝臓学会(EASL)でコンセンサスを得られた肝細胞がんの病期分類/治療アルゴリズムのこと。 ②...
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BCAA製剤とアンモニア

①体内でのアンモニア解毒機構  二つある。健常人ではこの二つが半々でアンモニアを処理している。  1. 門脈域周囲の肝細胞での尿素回路  2.骨格筋や脳、肝臓(中心静脈周囲肝細胞)に存在するグルタミン合成 ②肝硬変...
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低カリウム血症で高アンモニア血症になる機序

低カリウム血症 →近位尿細管と集合管でのH+-K+-ATPase活性化(カリウムの再吸収が増加) →H+分泌が増加 →近位尿細管でグルタミンからbufferとしてのアンモニアへの変換が増加 →H+はアンモニウムイオ...
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B-TACE

Balloon occluded trans arterial chemo embolization: B-TACE ①しくみ 肝細胞は動脈・門脈による二重血管支配を受けている。さらに第三の血液供給路して、胆道周囲の血管叢(p...
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SPIOとEOBの使い分け

だいたいEOBだとしても… SPIOには以下のメリットがある。 ・中分化程度の肝細胞癌についてはほぼ確実に造影剤取り込みが消失する。→EOBが取り込まれてしまう肝細胞癌についても悪性と診断できる。 ・腎機能低下患者でも使...
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肝線維化, NAFLD, MALFD

自分用まとめ。2023/2/10追記。 ①NAFLD NAFLDは、成人人口の25%いる!そのうち、25%がNASHに進展し、さらにそのうち数%が肝硬変まで進展する。 これだけ有病率が高いということは、健康診断などで脂肪...
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肝移植 自分的ポイント

・脳死肝移植は日本では年間100例に満たない。 ・アルコール性肝硬変では、脳死肝移植には18か月以上の禁酒が必要。生体肝移植には6か月以上の禁酒が必要。 ・非代償性肝硬変で、大量胸水や、難治性胃食道静脈瘤を合併するときには、C...
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自己免疫性肝炎へのステロイド留意点

2014年のAIHガイドブックを参照。 開始量としてはPSL30~40㎎/dayが一般的で、それを2週間程度続ける。 ALTの改善を確認した後、1~2週毎に5mg/dayずつ減量する。ALTの改善が不十分であれば、もっと遅く、...
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カルニチンと肝疾患

①カルニチンとは? 生体の脂質代謝に関係するビタミン様物質。 ②その作用で、アンモニア代謝と関連するものは? ・内因性解毒剤としての作用 有害なアシル CoA のアシル基と遊離カルニチンが結合→アシルカルニチンとな...
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亜鉛と肝性脳症

・亜鉛の細胞内外での働き…シグナル伝達因子 ・肝疾患患者と亜鉛の関係肝疾患→肝臓の尿素回路系の機能低下→BCAA欠乏→肝性脳症 亜鉛は尿路回路系のオルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)の活性に必須であるので、亜鉛不足では尿...
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