エンテロタイプ

①エンテロタイプって?
2011年、Arumugam et al.(Nature)によって、ヒトの腸内細菌叢が3つのタイプに分けられることが報告され、この分類を「エンテロタイプ」と呼ぶことも提唱された。

②Arumugam et al.により報告された3つのエンテロタイプ
エンテロタイプ1(Bタイプ):Bacteroides属の占有率が高い
エンテロタイプ2(Pタイプ):Prevotella属の占有率が高い
エンテロタイプ3(Rタイプ):Ruminococcus属の占有率が高い

③Holmes et al.(PLoS One)による細分類(2012)
上記Arumugamらの分類のうちBタイプを、Faecalibacterium属の占有率を基準にB1(Faecalibacterium属の占有率が高い)、B2タイプ(Faecalibacterium属の占有率が低い)の2つに分けた。

③日本人エンテロタイプ(京都府立医科大学と摂南大学の研究チーム)
A type(Arumugamらの分類でいうとRtype):たんぱく・脂肪タイプ
ルミノコッカス科、ストレプトコッカス属が多いタイプ。動物性たんぱく質、脂質の摂取が多い傾向。
ストレプトコッカス属は炎症性腸疾患、大腸がん、過敏性大腸症候群との関連性が示唆されている。


Btype(B1type):バランス食タイプ
バクテロイデス属、フィーカリバクテリウム属が多いタイプ。
三大栄養素をバランスよく摂取している傾向にある。


Ctype(B2タイプ):アンバランス食タイプ
バクテロイデス属が多く、フィーカリバクテリウム属が少ないタイプ。
炭水化物にかたよりがち。
Fusobacterium属やProteus属といった腸の炎症との関係が示唆されている細菌の割合が高いタイプ。


Dtype(ビフィドバクテリウム属の占有率が非常に高い):蛋白・脂肪・糖タイプ
ビフィドバクテリウム属、ストレプトコッカス属が平均より大腸に多いタイプ。
タンパク質、脂質、砂糖の摂取が多い傾向にある。


Etype(Ptype):ヘルシー食タイプ
プレボテラ属が多いタイプ。
脂肪の摂取が少なく、栄養素をバランスよく摂取している傾向にある。

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