The location-based resect anddiscard strategy for diminutivecolorectal polyps: a prospective clinical study
<研究の概要>
Aims: 術者の技量に依存しないresect&discard strategyを評価する
P:1117名の大腸内視鏡を受けた患者、そのうち482名(43.1%)に少なくとも1個以上の微小ポリープがあった。
E:location-based strategy(RとSは過形成性とみなし、それ以外の結腸は腫瘍性とみなす)に基づくサーベイランス間隔
C:病理学的診断に基づくサーベイランス間隔
O:サーベイランス間隔における一致率
<結果>
location-based strategyと病理の一致率は97%で、目標の90%を超えた。NICE分類と佐野分類を用いたOptical diagnosisの病理との一致率はそれぞれ89.1%と90.01%であり、location-based strategyに劣っていた。location-based strategyは病理検査を69.7%減らすことができた。NICEと佐野分類では55.3%減らし、WASPでは41.9%減らした。
<結論>
location-based strategyは、病理診断に基づいたサーベイランス間隔と非常に高い一致率を得た。optical diagnosisよりも高いサーベイランス間隔の一致率を示し、また、多くの病理検査を減らすこともできた。
<感想>
設定した制限時間(30分)が迫っているので…本文は読んでいませんが感想。こういう診断の一致率などの話では、どのような施設の話かが一つポイントだが、カナダの大学からの報告。RとSの微小ポリープはすべて過形成性とみなすというのは大胆な戦略だが、あながち間違いでもないかも…。optical diagnosisは、どうしても人による違いが出てしまうので、この研究の狙いである、技量に左右されないstrategyというのは一つありなのかも。